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池上本門寺と桜。五重塔談義(その1)

今日は、現場の帰りに、本門寺の桜を観賞しました。
まだ、3分咲きというところ。

このお寺には、重要文化財の五重塔がありますが、
五重塔については、ちょっとマニアックです。
五重塔の美しさの決め手は、全体のプロポーションにあると思います。
昔の建築は、釘を使わず、木材に複雑な切り込みを作りピッタリはめ込む組手という手法で、
軒を張り出し、バランスをとっています。
人によって好みがあるかと思いますが、
美しい塔は、細い胴体に、屋根・軒が、ヒラッと軽快にはね出す感じ。
今にも、空に向かって飛んでいきそうな、天と地の間に、
バランスよくかろうじて立っているところでしょうか。
b0165745_22105349.jpg

その点では、本門寺の五重塔は、太長く、軒の出が少なく、
お粗末と言わざるを得ません。
だから、重要文化財にとどまったのでしょうか。
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傑作は、室生寺の五重塔(奈良県・奈良時代・国宝)。
森の中を歩き、最後の階段の上に凛と建つ、端正なふるまい。
写真家土門拳が被写体として、こよなく愛したというのがよくわかります。
それから、山形県羽黒山の五重塔(南北朝時代・国宝)。
b0165745_22151144.jpg

山の中に、雪をいだいて、ひっそりとたたずむ姿は、たまりませんね。
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by ozawadesign | 2009-03-30 22:19 | 日々のこと